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中陰の花
    「何も選ばない」生き方のすすめ

これが、芥川賞か!冗談ではあるまいか。20年来、芥川賞
作品を読んでいないが、当時より、さらに薄っぺらくなって
いる。

不真面目なお坊さんが多いと聞くが、少々まともなお坊さんが
作家になると、この程度で受賞できるのかと、勘ぐってしまう。
それとも、近代のような文学作品を期待するほうが時代錯誤
なのかも知れないが・・・。


ハーフリタイアすると、時間に余裕ができて、余計なことを
考えてしまうので、死や生についても、哲学的に考えてしまう。

ある程度の知識レベルであれば、すくなくとも現代においては
「あの世は無い」ものだと確定しているはずである。お墓の
近くを通っても、少しも怖くはなくなってしまった。

そんな、現代において、文学・書籍という媒体で、この作品が
もてはやされるということは・・・。

江原啓之氏の番組を、「くだらない」と感じれる、まともな
人間が少なくなっているのだろうか?。本屋にも、江原啓之
氏の書籍が山積みになっている。それを見るたびに思う。
やはり、大衆は限りなくバカである。

あらすじは、下記のとおり。Amazonで読者の意見を探したら、
やはりあった。この方(まったり賢さん)のレビューと、まったく
同意見だ。







Amazon.co.jpのカスタマーレビューより抜粋

現役僧侶だからどうしたってなもんだ, 2005/1/31
レビュアー: まったり賢 - レビューをすべて見る
「中陰の花」
死期の近いウメさん。自分の死期を予言する「おがみや」。
それを否定する医者。
予言通りにウメさん死亡。
坊主の則道と妻の圭子の間には子供がいない。
流産を経験している。

流産した子供のために4年間紙縒を縒り続ける圭子。

子供の供養をする。

成仏する。

「朝顔の音」
コンビニの店員の結子

過去に強姦にあい、死産させている。
霊媒師に供養してもらう。

垣田と愛し合う仲になる。

これは坊主の道楽であって、文学ではない。
エンターテインメントとしての面白みもない。
読んでいて拒絶反応を覚えた。

「死とはなにか、と考えさせられる」というレビュアーもいたが、
僕はそんなことは毎日のように考えているので新鮮みは全くなかった。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆                     ☆☆☆
☆☆☆ ユニフォーム姿三四郎が紹介されています ☆☆☆
☆☆☆                     ☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆








村上龍の「わたしの関心と遠い作品なので感想は控えたい。」というコメントを読んで安心した。石原慎太郎も褒めているというよりは、意識的に距離を置いてコメントを書いているのがおもしろい。

以下は引用です・・・

玄侑宗久「中陰の花」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
河野多恵子 全候補 ◎ 15 「第一回目の投票で、すでに充分過半数以上の票を得ていた。」「私は三回の投票すべて、この二作(引用者注:「中陰の花」「サイドカーに犬」)に○を入れた。」「前回の候補作よりも確実に進歩していた。無駄な迂回がなくなり、しかもすっきり仕上ったことで作品が痩せるのではなく、豊かになっていて嬉ばしい。」
石原慎太郎 全候補 ○ 24 「たいそう重い主題を扱っているが、その視点が僧侶のそれであるという点で説得性がある。」「現実に僧籍にある人がその職業的体験の中でこうした問題にまともに視点を据えてかかるというのは逆に珍しいし、作者の僧侶としての誠実さを感じさせもする。」
古井由吉 全候補 ○ 40 「霊障を病む心は、霊異を求める心でもある。そして霊異はどうしても時代の表象に染まる。和尚はおのずと霊異をめぐる穏和な困惑のコンサルタントの役を担う。そのような場に置いてこそ、この「中陰の花」は、おかしく開く。」「依存の極致が、かえって依存から自由である、かのような「たたずまい」を見せる。「たたずまい」という言葉がこの際適切であるかどうかわからないが、私は目を惹かれた。」
宮本輝 全候補 ○ 16 「安定した文章で、前作に散見されて幾人かの委員に指摘された構成上の傷の修復に努めて、それがうまく是正されている。」「この指摘された自分の欠点をすみやかに直せるというのは、出来そうで出来ない技である。」「前作の失敗を糧にして、あらたな作品を生み出したということに私は氏の才能を感じた。」
日野啓三 全候補 □ 41 「宗教と呪術の次元が重層する日本人の無意識の現実に、玄侑氏はほの暗くやさしく触れようとする。」「妻君の最後の呟きは、まさに普通の日本人の「無我」の境位を自然に言い当てているようで良い気持ちになることができた。」「ただ私としては、題材が題材なだけに文章全体がくすんできらめきが乏しいこと(引用者中略・注:などの)疑念から、積極的な評価(マル印)は控えた。」
池澤夏樹 全候補 ○ 7 「前回の候補作よりずっと上手になった。筋立てがすっきりしてわかりやすい(その分軽くなったという気もするが)。今の日本の地方のもう若くない人々の思想を、宗教と死生観をキーワードにうまく表現している。安定した力がある。」
三浦哲郎 全候補 □ 18 「(引用者注:「ジャムの空壜」と共に)強い支持を集めることがあったら敢えて反対はしないと思っていた」「期待通り文章も構成も手堅く安定していて、安心して読めたが、前作に比べて感覚の躍動が抑えられて妙におとなしくなっているのが少々寂しく思われた。」「なによりも残念だったのは、紙縒のタペストリーについてどうしても鮮明なイメージが描けず、したがって末尾のウメさんの葬式の場面で肝腎の中陰の花のゆらめきを言葉でしか感じることができなかったことであった。」
村上龍 全候補 □ 3 「わたしの関心と遠い作品なので感想は控えたい。ただその筆力は間違いないと判断したので、最終投票では受賞に賛成の票を入れた。」
黒井千次 全候補 □ 14 「臨済宗の寺を預る僧侶の日常生活が、夫婦をはじめとする人間関係や衣食住の細部を通して浮かび上るところに作品の強みがある。」「現職の僧が教義や戒律に縛られることなく、迷う自由の中に生きている姿に共感を覚える。ただ、末尾に登場する紙縒の網のイメージが掴みにくかった。」「先回の候補作「水の舳先」に比してややおとなしく整い過ぎた感は残るものの、作者の持つ力量と可能性は明らかであり、受賞に賛成の票を投じた。」
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http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/senpyo/senpyo125.htm



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